ペンシルベニア州マッコネルズバーグ — 2015年2月24日 — Jオシュコシュコーポレーション[NYSE:OSK]の1社であり、高所作業台と伸縮型資材ハンドラーの世界的企業である米JLGインダストリーズ社は、JLG®ブランドのテレハンドラーのラインに完全な再設計を施しました。今回の公開は5機種を対象としたものですが、2月23日から25日までニューオリンズで開催中の2015レンタルショーのJLGブース(#8923番ブース)では、そのうちの1機種が展示中です。
JLGの新型テレハンドラーは、快適性と整備性を高め、操作者の信頼度を高める設計が施されています。JLGのテレハンドラー担当グローバルプロダクトディレクターであるブライアン・ボークマンは、「今回の公開は、テレハンドラーのデザインと設計における最小限の一歩だ」と語っています。「JLGでは、この種の機械の操作と整備におけるあらゆる側面を見直し、レンタル会社、車両運行管理者、企業経営者からの情報をも使用して、顧客の期待を超える機器を生み出している」ともしています。
次のようなJLGライン全体を通じて、新機軸は共通のものである:
モデル
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積載能力
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リーチ
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モデル642
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2,993 Kg(6,600 lb)
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12.8 m(42 ft)
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モデル 943
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4,082 Kg(9,000 lb)
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13.1 m(43 ft)
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モデル1043
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4,536 kg(10,000 lb)
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13.1 m(43 ft)
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モデル1055
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4,536 kg(10,000 lb)
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16.7 m(55 ft)
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モデル1255
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5,443 kg(12,000 lb)
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16.7 m(55 ft)
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新型モデルは、オペレーターの快適性を念頭に置いて設計されました。運転台の新レイアウトと新型の操作盤により、複雑さが解消して情報が得やすくなっています。各モデルはジョイスティック型コントローラー1本と多機能ゲージパッケージを装備しています。ジョイスティックには、ブームのリフト機能および伸縮機能に加えて、クラッチ切断/トランスミッションニュートラル機能およびキャリッジティルト機能が備わっています。快適性を向上した結果、操作者の疲労を緩和して生産性を向上しています。広々とした運転台は全周の視認性が確保できるよう設計されています。シングルの補正/リフトシリンダーを使用することで、オペレーターからの見通し線をさらに改善できます。
また、シングルシリンダーにより、保守対象部品数が減少するため、保守点検作業が簡略化されます。新型では、伸縮シリンダーはブーム上に装着されているため、破損しにくく、整備が容易に行えます。
後車軸安定化システム(RAS)は、テレハンドラーを3点支持から4点支持に自動的に転換することで厳しい作業環境における取り扱いを容易にするため、ステアリングを握るオペレーターは不安感なく作業できます。
業界初採用のリバースセンシングシステムを含むオプション装備品により、操作者の自信はさらに増すでしょう。オプション装備には次のようなものがあります:
- 電子版定格荷重表、故障診断、アナライザー機能を一体化して表示する多機能ディスプレイとリアビューカメラ
- 不整地でも積載物の安定性を確保するライドコントロール
新設計のフードには新素材を使用しています。JLGの「Dura Tough」フードは、頑丈ですが柔軟性に富んだポリマーで作られています。鋼製とは異なって凹まず、ABSと異なって脆くはありません。また、ABSよりも高い耐熱性を備えています。その結果、車両管理者は破損したフードの修理または交換のために作業時間を割く必要はありません。
新型JLGテレハンドラーの搭載エンジンは全モデル共通であり、Tier 4 Final基準適合の、パワフルかつ低燃費で信頼性の高いカミンズQSF 3.8L ディーゼルエンジンです。
JLGでは、テレハンドラーのアタッチメントのラインを次のように拡張しています。
- パイプグラプネル
- 物品取扱いアーム
- トラッシュホッパー
- ウインチ付き0.9 m(3 ft)トラス
- カプラー付きリフティングフック
ボークマンは、「再設計の目的は複雑さの排除だった。操作も整備も容易な、シンプルなテレハンドラーを市場に送り出したかったのだ。そして、その通りの製品を作り上げた」ともしています。「オペレーターは、このテレハンドラーが生産性向上に役立つと分かるだろうし、レンタル会社や企業経営者は、このテレハンドラーの耐久性、信頼性、および整備性が帳簿の純益欄に好影響を及ぼすことに気づくだろう」とも述べています。
JLG製機器の詳細については、www.jlg.com/en/Redesigned-Telehandlers-ARA-2015を参照してください。